2016年5月7日土曜日

生活リハビリ

グループホームは、共同生活介護ということで高齢者の共同生活を手助けする位置づけにあります。とはいえ、介護職員が調理や掃除をしていると、入居者の皆さんは見ているだけになってしまいがちです。職員の方でも、あれこれしてもらうのは申し訳ないという気持ちになってしまうところもありました。

そこで、れんげハウスでは家事の一つ一つを生活リハビリと呼ぶことで、積極的に入居者様に取り組んでもらうことが重要だと意識を変える活動をしています。
初めのうちは手伝ってもらう感覚だったので、個別にお願いしてやってもらっていました。でも、最近はお互いに慣れてきて、「だれか洗濯物干してもらえないかな」と募ったり、「だれか洗濯物たたんで!」と要求したりしています。入居者様の役割を補助するという理想的な姿に近づいてきていると感じます。
とはいえ、無理強いすることはできないし、見守るのは時間もかかるので、必ずいつもしてもらうことは難しいですね。バランスをみながら、うまく導入していくという感じです。

生活リハビリの様子をご紹介します。


掃き掃除です。歩行が不安定なので、後ろから支えています。


モップ掛け。ただ歩くより目的があった方がよいかなと。


洗濯干し。日に当たる理由を作っている側面も。


すし飯づくり。なんじゃーと言いながら、喜んでしてました。


窓ふき。座ったままでできる範囲で。


裁縫。針に糸が通せないと言いながら、縫う時はよく見えるらしく(?)とても早い。

色々な作業を試してもらう中で、だれが何をできるか整理していこうと考えています。









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